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【相続対策】「うちだけは大丈夫!」って本当に大丈夫??
親と相続について話をして、
「うちの親族は仲が良いから大丈夫!。
それに、財産なんかそんなにないから、
生前に話し合いをする必要なんてない」
と言われたことはないですか?
○財産の大きさは、争いの大きさと関係ない
一年間に死亡する人数は100万人以上です。
家庭裁判所が公表している、遺産分割に関する調停件数のデータをみると、
年間1万3000件以上、1%以上が争っているということになります。
「うちは財産がないからその1%に入らない」という声も聞こえてきますが、
実は、統計データの中では、相続で争っている親族のうち、
相続財産が1000万円以下で約30%、
5000万円以下の財産でみると、なんと全体の75%以上になっています。
争う原因は、財産の金額の大きさとは関係ないことが分かります。
逆に財産が少ないからという理由で、
相続対策を後延ばしにしている家庭の方が、
争っているかもしれませんね。
○本当にするべき相続対策
親族で相続争いに発展してしまうと、遺産口座が凍結したり、
不動産の管理がうまく出来なくなったりと、
デメリットしかありません。
「相続対策=相続税対策」と思い込んでいる人も多いのですが、
本当の相続対策は「分割対策・納税対策・納税対策」の
3つの対策をバランスよく行うことです。
どの財産を誰に分けるのか。(分割対策)
どの程度の相続税が発生して、現金で納めることが出来るのか。(納税対策)
少しでも相続税を抑えることができないか。(節税対策)
このなかで特に重要なのが”分割対策”です。
財産の大きさや節税を意識せず、家族としっかり話し合ってみましょう。
2019/02/26