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テレビや書籍「人生100年時代」
というフレーズを目にする機会が増えました。
長寿化時代に向け、
改めて「ライフプラン」を考え直してみてはいかがでしょう。
平均寿命は過去最高
厚生労働省から2018年7月に発表された日本人の平均寿命は男性「81.09歳」、
女性「87.26歳」となり、過去最高を更新しました。
男性の4人に1人が90歳、
女性の4人に1人は95歳まで生きる時代です。
仮に65歳で定年を迎え、90歳~95歳まで生きたとすると、
セカンドライフは25年~30年。
この長いセカンドライフに向けて、
どのような準備をしておけば良いのでしょうか。
長寿化時代に「ライフプラン」について考えていきましょう。
実際にイメージしてみることが大切
長いセカンドライフを楽しく過ごすことがためには、
お金の話は避けて通れません。
現状、一般的なセカンドライフの設計モデルは「60歳定年」、
「65歳まで再雇用で働く」、「65歳から年金生活」と考えられています。
まずはこの設計モデルで100歳までお金が足りるかどうかをイメージしましょう。
次の考慮することで具体的に見えてくるはずです。
① 退職金はいくらあるのか
② 年金はいくらもらえるのか
③ セカンドライフの生活資金は毎月いくら必要なのか(どんな生活を送りたいのか)
④ 住宅ローンや子供の教育費はいつまで必要か
⑤ 何歳まで働くのか
将来、このままでもお金が足りるのか、不足する可能性があるのか、
実際にイメージが見えてきたのではないでしょうか。
もし、お金が不足するならばどのようにして不足分を補っていくのかを考えることが必要です。
「マネープラン」について元気なうちは「働いて収入を得る」ことが大切です。
働くことで年金の受給を70歳に後ろ倒しにでき、
将来受け取れる年金の金額を増やせます。
また、人間関係のコミュニティが形成でき、
若々しく生きられることもメリットのひとつです。
生命保険の個人年金保険などを使って、
コツコツと積み立てることも選択肢になります。
最近は、低金利の影響で円建ての個人年金保険の利回りが低いため、
外貨建ての年金保険や一時払いタイプの外貨建て終身保険など、
利回りの高い保険商品で資産運用する方が増えています。
ポイント
外貨建て商品は為替の影響を受けるので
ご自身のライフプランと照らし合わせながら検討すると良いでしょう。
また、長寿化時代において、大切なことは、「健康であること」です。
健康でなければ、お金があっても充実したセカンドライフは送れません。
もし、「がん」など大病を患ってしまっても治療費に困らないよう、
今入っている生命保険の内容も十分に確認しておきましょう。
10年前や20年前に入った医療保険やがん保険だと、
今の新しい治療法には対応していない可能性があります。
今一度、保険会社や保険の担当者に確認してみることをお勧めします。
これからの長寿化時代では「自助努力」が求められます。
多くの人が「長生きすること=幸せ」と考えられるように、
今のうちからライフプランを考えておくことが大切です。